交通事故の応急処置(自動車・バイク事故)

交通事故に遭遇しても慌てずに…
迅速な応急処置が人命救助に繋がります。

交通事故の被害者の3割以上は、病院へ到着する前に亡くなっています。もしも事故現場に遭遇してしまった場合、とにかく優先されるのは「人命」です。一般的に救急車が現場に到着するまで平均6分と言われていますが、初期は「迅速な応急処置」が重要です。事故現場に遭遇すると誰もが不安になりがちですが、勇気を持って行動しましょう。また、バイク事故は運転手を守るものがヘルメットしか無いため、身体に受ける損傷も深く、より迅速な行動力や応急処置が求められてきます。
いずれの状況の時も人命救助の際は二次災害をさけるため、周りの状況確認や安全な場所の確保も忘れずに心がけましょう。

◎救急現場に居合わせた人を「バイスタンダー」と言います。
バイスタンダーとしての応急手当応急処置でバイク事故や交通事故の多くの方が助かっています。

バイク事故の危険性

交通事故と言っても、バイク事故と車での事故ではバイク事故のほうが身体の損傷が大きく、死亡する割合も高くなります。
バイクで事故に遭ってしまった際、身を守るものはヘルメットのみで、車のようにシートベルトやエアバックなどで身体を守ることが出来ないことが大きな原因です。 また、運転手の身体が何メートルも投げ出されるケースも多く、バイク事故はとても危険と言えます。
車での事故は代表的なものにむちうち症が見られますが、バイク事故の場合は、骨折、手足の機能障害、後遺症など、その後の生活に大きく影響する症状が多いです。このため、車はもちろんバイクによる交通事故に遭った際は、事故後の応急処置を迅速に行うことが大切です。

バイク事故と車による事故の比較

バイク事故と車の事故を比較した際、バイク事故の方が危険性が高いことはもちろんですが、実際にどの程度なのか具体例を挙げると、バイク事故(原動機付自転車も含める)は車で事故を起こした場合と比べ死亡率が約3倍となっています。
さらに、バイクによる事故で重症と死亡を合わせたケースはバイク事故全体の約14%を占めます。これは車での場合(約3%)と比較しても突出した数値となっており、いかにバイク事故による危険性が高いかを証明しています。
また、バイク事故による死亡した原因の約半数において「ヘルメットの脱落」が挙げられています。これもバイク事故の危険性を裏付けるものとなっています。

応急処置を行う前に

周囲の安全確保を!
応急処置を行う際、交通事故の再発や二次被害を防止をするためにも、まずは周囲の安全を確保しましょう。
不用意に車線に出てしまったことなどが原因で、交通事故の二次被害が発生するケースがあります。
※高速道路ではこのケースが特に多く非常に危険です。絶対に車線には出ないようにしてください。
周囲に協力者がいる状況であれば、監視や車両誘導、発煙筒を利用し後続車に事故現場であることを伝えることも大切です。
感染症に注意!
また、交通事故で患者に出血が見られ止血などの応急処置を行う際に、なんらかの感染症に感染する恐れがあります。
これを防止するためにも、応急処置の前にマスクやビニール手袋など(使い捨てでも構いません)を着用しましょう。
※バイク事故の場合、目立った外傷が多いと想定されます。自身に出血や切り傷などがある場合、感染症の危険性はさらに高まります。この場合は、防止策を高めることと、他に処置を行ってくれる方を探すことも考慮してください。

応急処置の対応手順

救急車を呼ぶ
交通事故現場では、何人もの人が同じ現場から救急車を呼ぶ事態を避けるため、救急車を呼ぶ事をハッキリと周りに伝え迅速に行動しなければなりません。119番に通報したら事故現場の状況を的確に連絡し、応急処置について指示や助言を仰ぎます。
意識の有無を確認
交通事故現場での応急処置をする際に、患者の意識があるかを確かめます。肩を(かるく)叩きながら大きな声で呼びかけましょう。何らかの反応(口元に耳を近づけて呼吸音が聞こえるか、呼吸による胸の上下運動が見られるかなど)や目的の仕草がなければ「反応なし」とみなします。反応がなければその場で大声で叫んで周囲の注意を喚起します。
※心肺停止直後には痙攣後の(目的のない)四肢の動きや死戦期呼吸が見られることがありますが、これらは「反応あり」ではありません。
CPR(心肺蘇生法)の実施
交通事故現場で患者の呼吸が確認されなかった場合、応急処置として救急車が到着するまでCPR(心肺蘇生法)を行うよう努めて下さい。1つは両手だけでできる心肺蘇生法、ハンズオンリーCRRです。
ハンズオンリーCPRとは、交通事故現場から119番通報後、胸骨圧迫だけのCPRで、人工呼吸を行わないCPRです。
もう一つはAEDを使用した応急処置です。最近ではコンビニ等でもAEDの配置が見られる事が多いので、周りの人と連携し確認できれば取りに行きましょう。その後、CPR(心肺蘇生法)を開始します。
※ハンズオンリーCPRは両手だけで出来る、人口呼吸ができない、したくないという場合、交通事故現場から救急指令者の指示により応急処置を実施する適切な対処法として推奨されています。成人のみの対処法になります。
出血の有無を確認
事故の際、被害者に出血がある場合の応急処置は直接圧迫止血法を行なって止血を行います。清潔なハンカチやガーゼで厚めに重ねて患部にあて、その上から圧迫して止血します。
移動・動かす場合
交通事故現場で患者の移動を必要とする場合、決して1人で動かさないで6人前後の人数で患者の頚部をしっかりと固定することが大切です。その後に状況を見ながら応急処置を行います。患者の意識がなく仰向けになって食べた物を戻している場合の応急処置は、横向きにした状態で顎部をやや下向きにして、口の中のものを出させます。

事故の場合の救護措置義務について

もし自身が加害者として事故を起こした際に行わなければならないこととして、道路交通法第72条1項に交通事故の場合の措置として以下の条文があります。

交通事故があったときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員(以下この節において「運転者等」という。)は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。この場合において、当該車両等の運転者(運転者が死亡し、又は負傷したためやむを得ないときは、その他の乗務員。以下次項において同じ。)は、警察官が現場にいるときは当該警察官に、警察官か現場にいないときは直ちに最寄りの警察署(派出所又は駐在所を含む。以下次項において同じ。)の警察官に当該交通事故が発生した日時及び場所、当該交通事故における死傷者の数及び負傷者の負傷の程度並びに損壊した物及びその損壊の程度、当該交通事故に係る車両等の積載物並びに当該交通事故について講じた措置を報告しなければならない。

と記述がされており、ドライバーには負傷者を安全な場所に移動、119番への通報、救急車が来るまでの応急処置を行う義務があります。
もしもの時のために十分な理解と心構えを備えておきましょう。

心停止及び呼吸停止後の時間経過と死亡率

一般的に心臓が停止してから3分間経過した時点で死亡に至る確率は約50%となっており、呼吸停止の場合、死亡確率約50%に至るのは10分間と言われています。
死亡率は時間が経過する程上昇していくので、いかに限られた時間内に適切な対応を行えるかが重要となります。

  • ▪119番通報後に救急隊到着するまでの全国平均時間は80分前後
  • ▪10分以上の所要時間を要する例は年間で約25%
  • (平成24年消防白書より)

交通事故に関する知っておきたい事一覧へ

このページをチェックした人は、こんなページもチェックしています

山内鍼灸接骨院053-476-9371
静岡県浜松市中区上島1-14-23
●遠州鉄道鉄道線「遠州上島駅」より徒歩3分
●JR「浜北駅」より車15分
●「佐鳴台」より車25分
●「磐田見附」より車15分
(二俣街道沿い/浜松信用金庫上島支店向い)
★駐車場17台完備
山内鍼灸接骨院 上島本院の地図
治療時間 日・祝
10:00~14:00 休診 休診
17:00~21:30 休診

受付時間:午前中/9:45~・午後/16:45~ ※月・火・木・金は21:30まで受付しています。
■水曜日午後の診療は17:00~21:00 ▲土曜日午後の診療は、14:00~17:00

交通事故治療体験談
よくあるむちうちの症状